右手を眺めて

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私は、脳出血の後遺症で右半身不随となり、後にうつ病に陥ってしまった自分の手記を綴り始めた。半身不随とうつ病に向き合うために。 身体障害と精神病。これらを正面から向き合って理解すること。これは私にとって過酷な作業であり、また時には残酷な作業でもある。

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18話

退院日が決まったで。来週だ。
なかなか決まらねぇ時はそれはそれでモヤモヤしたりイライラもしたが決まったら決まったで落ち着かねぇ。人間ってのは我がままなもんだで。

さて、退院したらどうすっかぁ。暫くは自宅療養ってことになってるが自宅療養ってのはあんだ?自宅で療養・・・うぅん・・・好きなことをすればいいって言われたけど、一日中時間があるだよなぁ。
車の運転でも出来りゃ釣りにでも出かけられるだけど、女房に毎回運転してもらって釣りって訳にもいかねぇやなぁ。畑仕事ったってちっぽけな畑だで、毎日仕事がある訳じゃねぇし、一日中パソコンに向かってたって頭ぁ疲れちまって病気に良くねぇもんなぁ。
まぁ色んな事ぉ少しずつやりながら体力も脳味噌もだんだん元気にするっきゃねぇわなぁ。

いずれにしても、今は退院に向けて安定した気持ちでいなきゃいけねぇだけど、それがなかなか・・・
退院、自宅療養、退院後の通院、家計の問題・・・いろんな事、細かい事までが不安材料になってくるだ。
退院日は脳外科の通院日だけど、時間は間に合うかなぁ・・・とか
通院は同じ主治医先生にしてくれるのかなぁ・・・とか
入院保険はもう下りないけど大丈夫かなぁ・・・とか
障害年金と休業手当は同時にもらえないって聞いたけど・・・とか
エトセトラ・・・
エトセトラ・・・
今までの入院生活から変化することが全部、不安材料になっちまうだ。

「アンタ、何ウジウジしてんの?退院するのは決まったの。自宅療養も決まったの。年金関係は全部アタシがやるの。生活はなんとかなるの。アンタは余計な事考えないで、元気に『ただいまぁ』って帰ってくればいいの。解った?」
「・・・うぅん・・・」

こうなると女・・・いや、女房ってのは強えぇなぃ。
暫くは女房に従っとくかやぁ・・・
posted by たけぱん | Comment(0) | TrackBack(0) | 手記
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